礼拝説教要約「救いをもたらすために」(2026/8/30)を掲載しました
担当 熊江 秀一 牧師
■聖書箇所(聖書協会共同訳)
ヘブライ人への手紙 9章15~28節 出エジプト記 24章1~8節
ヘブライ書9章後半は、受難日によく読まれる。主の十字架の意味を告げる箇所である。それはキリストが「新しい契約の仲介者になる」ためである。
「契約」は「遺言」という意味がある。この説教者も遺言を例えとする。遺言は死を通して初めて効力を発揮する。同様に契約も血と死を通して効力を発揮する。旧約の古い契約では動物の血であった。それに対してキリストはご自分の血によって、新しい契約を結ばれた。
ルターも遺言の教えも大切にした。「神は死んで下さった。そのために人となって下さった」。ルターはキリストの贖いの死に、神ご自身の死を見る。神は愛ゆえに、ご自分の血で新しい契約を結ばれた。
この契約によって礼拝が支えられる。私たちは主日に礼拝を捧げる毎に、キリストによって神が契約を結んで下さっていることを心に刻む。
この説教者もこの契約に基づいて礼拝が行われていることを語る。彼は地上の礼拝は「天にあるものの雛形(写し)」、地上の聖所は天の聖所の「模型」と語る。私たちは天の聖所の「模型」である地上の聖所で、天の礼拝の「写し」として、地上で礼拝を捧げている。私たちはこの地上の礼拝を捧げることによって天の礼拝へと心を向ける。
それは新しい契約の今、キリストの血による。キリストは天の礼拝において永遠の大祭司としてご自分の血をもって礼拝を捧げておられる。しかも「私たちにために」(代表として)である。私たちは、御自分の命を捧げて私たちの罪を贖って下さったキリストの天の礼拝を思いつつ、地上の聖所で礼拝を捧げる。
しかもキリストは「救いをもたらすために」、再び現れる。最後の審判は、救いが完成する時となる。新しい契約の中、天とつながって礼拝を捧げ、救いの完成に向かって歩もう。

