礼拝説教要約「ノアのはこぶね」 (2025/6/15)を掲載しました
子どもの日・花の日 (教会学校との合同礼拝)
担当 熊江秀一牧師
■聖書箇所(聖書協会共同訳)
ヘブライ人への手紙 11章6~7節 創世記 6章14~22節
アダムとエバから何百年もたち、地上には沢山の人が住むようになった。神は人間のことを愛し、必要な恵みを与えた。でも人間は感謝もせず、神を忘れ、自分勝手になり、世界には悪が満ちていった。
神は人間の姿を悲しみ、悪に満ちた世界をなくしてしまおうと考えた。
その時、神はノアのことを思い出し、ノアと家族を助けようと考えた。
神はノアを呼び、箱舟を造り、すべての生物のオスとメスと共に乗り込むように命じた。
ノアは驚きつつ、神の言葉通りに舟を造り始めた。
人々はノアをバカにした。それでもノアは舟を造り続け、ついに完成した。動物を舟に乗せ、最後にノアと家族も入り、戸を閉めたとたん雨が降りはじめた。
雨は何日も降り続き、悪に満ちた世界は水の中に沈んでしまい、ノアたちが乗る箱舟だけが残った。
箱舟はかじや帆もなく、自力で進めない。しかし神を信じることによって、守られ進む。ノアの家族は舟の中で、愛し合い、動物の世話をした。
この箱舟は教会の姿、また地球の姿である。かつて世界の動物園・水族館の代表が「ノアプラン」という計画を立てた。私たちが地球という箱舟に乗るノアになって、神を信じ、愛し合って、神が造られた命を守るという計画である。私たちはノアの子孫としてその使命に召されている。
サマンサという10歳の女の子がいた。米ソの対立と戦争の不安の中、サマンサは「神は私たちが平和に暮らせるように世界をお造りになった。戦うためではない。神の御心に従いましょう」と書記長に手紙を書いた。
書記長はサマンサを招待した。サマンサの勇気ある手紙は米ソの戦争の危機を止めたとも言われる。今日、神の恵みを感謝し、私たちもすべての命と平和のために祈ろう。