礼拝説教要約「永遠の計画」(2022/4/3)熊江秀一牧師

■聖書個所:

詩編98:1~9/エフェソの信徒への手紙3:1~13

■説教要約:

 パウロは「キリストの囚人」として、熱く、福音の恵みを語る。「キリスト以前」には隠されていた神の「秘められた計画」が、今や明らかにされた。それは、異邦人が「約束されたものを受け継ぐ者」となり「同じ体に属する者」となり「同じ約束をあずかる者」となることである 。 この三つは口語訳聖書では「共に神の国を受け継ぎ」「共に一つのからだとなり」「共に約束にあずかる」と三つの「共に」と宣言される。

 この三つの「共に」は2章5節以下の三つの「共に」とつながっている。すなわち神の怒りを受けるべき私たちを、神は愛によって「キリストと共に生かし」「キリストと共に復活させ」「キリストと共に天の王座(神の国)」を継ぐ者として下さった。この神がキリストの十字架と復活によって実現した三つの救いの奥義の「共に」と、異邦人に明らかにされた三つの「共に」は、キリストによって結び付けられて、私たちに実現した。私たちの救いのキーワードはこの「共に」である。私たちはキリストと共なるこの救いを、教会の兄弟姉妹と共に受ける。教会は 「共に」という救いの奥義に生き、それを宣べ伝える。私たちにその宣教の使命が与えられた。

 福音は神の「永遠の計画」にある「キリストの計りしれない富」である。その恵みに生きる時、苦難も栄光に転じる。だから「キリストに対する信仰により、確信をもって、大胆(歓喜)に神に近づくことができる」。新年度、神の永遠の計画の中で、大胆に、喜んで、 信仰の旅を歩もう。

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