「真理を悟らせる聖霊」(2020/02/09 熊江秀一牧師)*説教音声あり

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「真理を悟らせる聖霊」詩編51編12節~14節/ヨハネによる福音書16章1節~15節

熊江 秀一牧師

「主を信じる者がなぜ苦しむのか」。原爆を投下された浦上の信徒の疑問であった。この疑問はヨブ記をはじめ聖書全体の中でも問われ、教会の歴史の中でも常に問われてきた。

ヨハネ福音書の背景にも同じ問いがあった。ヨハネの教会はユダヤ社会の中で迫害を受けていた。その現実の中、今日の御言葉は教会を支えた。

主イエスは迫害を予告しつつ、彼らは神のために奉仕していると言いつつ神に対する無理解から迫害をしていると語る。しかも主イエスは「主はおられない」と嘆く信徒たちに「弁護者」(助け主、慰め主)として聖霊を与えると約束された。

聖霊は私たちに神の真理を悟らせて下さる。真理を確信して歩める時、困難の中でも歩む力が与えられる。教会の歩みはそうであった。 聖霊は「罪について、義について、裁きについて」世の価値観の誤りを明らかし、私たちに神の真理を明らかにして下さると主は語る。

「罪について」は、主を受け入れないことに罪があることを私たちに明らかにする。「義について」は、この世の義ではなく、主の十字架と復活に神の義があることを明らかにする。「裁きについて」は、神の前では今の現実と逆の裁きの現実が起こることを明らかにする。迫害の中にあった信仰者は、この神の真理を明らかにされ、励まされ、慰めを受けた。

「主を信じる者がなぜ苦しむのか」。原爆投下の年の追悼礼拝で、永井隆兄は原爆を「天罰ではなく犠牲」と告げた。そして十字架の道を歩めるように聖霊の助けを祈った。浦上の信徒にとってそれは聖霊が悟らせた神の真理の言葉となった。

「神よ、わたしの内に清い心を創造し、新しく確かな霊を授けてください」(詩編51編12節)。

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