「キリスト誕生の予告」(2019/12/01 熊江秀一牧師)*説教音声あり

「キリスト誕生の予告」イザヤ書9章1節~6節/マタイによる福音書1章18節~25節

熊江 秀一牧師

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ヨセフはマリアと婚約していた。法的には夫婦と同じように見られた。しかしマリアはヨセフと関係のない妊娠をする。

ヨセフは「正しい人であった」。これは律法的な正しさである。律法に従えば、マリアの妊娠は姦淫の罪として石打の刑に処せられる。マリアを愛するヨセフは苦悩する。その中でヨセフは「表ざた」にせず「ひそかに縁を切ろうと決心」する。それは律法を守りつつ、マリアの命を助けるヨセフなりの答えであった。しかし身重のマリアやその子はどうなるのか。ヨセフの正しさや愛は行き詰まる。

このヨセフは私たちの姿である。クリスマスはそのような深い悩みのただ中に起こった。悩み、打ちひしがれた私たちの現実のただ中で主イエスは誕生された。

悩みの中、ヨセフは夢を見る。その中で天使はヨセフに、マリアのお腹の子供は聖霊によって宿った子であるから、マリアを妻として迎え入れるように命じる。ヨセフはこの言葉を信じた。その時、主イエスは人間の歴史のただ中に来られ、その罪を引き受ける者となられた。

さらにこの天使は、この子は預言者イザヤの語ったインマヌエルの預言の実現であると告げる。インマヌエルは「神が私と共に」と同時に「神は私たちと共に」である。神は群れの中に、人と人の只中に共におられる。ヨセフもマリアとの間に神が共におられることを信じ、神のご計画の中を歩み出す。

クリスマスとはこのインマヌエルが実現した時である。イザヤは救い主を「驚くべき指導者、力ある神、永遠の父、平和の君」と告げ「万軍の主の熱意」によって成し遂げられると預言した。この預言がベツレヘムの馬小屋で実現した。インマヌエルとしての恵みを心に刻もう。

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