ペトロの離反の予告(2019/10/06 熊江秀一牧師)*説教音声あり

※▶ボタンを押すと説教音声が流れます。

「ペトロの離反の予告」エレミヤ書17章9節~14節/ヨハネによる福音書13章36節~38節

熊江 秀一牧師

世界聖餐日に主イエスがペトロの離反を予告した箇所が与えられた。この時、ペトロは主に「今ついて来ることはできない」と言われ「あなたのためなら命を捨てます」と誓った。その態度は弟子の鑑のようにも思える。

しかしそんなペトロに主は「鶏が鳴くまでに、あなたは三度わたしのことを知らないと言うだろう」と予告する。その通り、ペトロはその夜の内に主イエスを三度知らないと言ってしまう。

このペトロの誓いと離反の出来事を見る時、私たちの主に対する思いは、いかに弱く、はかないものであるか思わずにはいられない。

それでは主の弟子とは何か。このペトロの誓いは主に自分の愛と力を誇示することであった。しかしそれは一時的で、はかなく、崩れ去ると主は告げた。もし人間の愛や努力が主の弟子であることの条件だとしたら、だれも主に従いえない。

しかしそうではない。主の弟子とは人間の愛や力に先だつ、主の選びによることを忘れてはならない。

この主の選びの中で主の御業を仰ぎ見て、受け入れる。これが主の弟子の姿である。

「主よ、どこに行かれるのですか」(クオ・ヴァディス・ドミネ)。これはペトロの生涯を書いたシェンキヴィッチの小説「クオ・ヴァディス」の題名となった。皇帝ネロの迫害の中、ローマを離れようとするペトロに主が出会われる。「主よ、どこに行かれるのですか」と問うペトロに主は「ローマへ。再び十字架につけられるために」と答える。ペトロはローマに戻り、最後まで福音宣教に仕えた。

私たちもこの問いをしつつ、主の選びの中、十字架の御業を仰ぎ、主の弟子として歩む。

今日、世界中の教会と共に、聖餐を受け、共に福音を宣べ伝えよう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。