礼拝説教要約「光の中を歩もう」(2022/9/25)を掲載しました
担当 熊江秀一牧師
■聖書箇所
ヨハネの手紙一 1章5~10節 イザヤ書 60章1~7節
■説教要約
「神は光である」。これはヨハネの教会が大切にしてきた、主から聞いた福音の言葉である。しかしこの言葉をゆがめる異端の輩が現れた。彼らも、光である神と交わりを持っていると言う。しかし現実は闇の中を歩み、その闇の中に信徒を引きずり込んだ。彼らはキリストの受肉を否定し、十字架さえも軽んじた。彼らにとって大切なのは天の栄光のキリストとの交わりであった。そして彼らは、この世の生活を軽んじた。
しかしそれは間違いだとこの手紙は告げる。「神との交わりを持っていると言いながら、闇の中を歩むなら、それはうそをついているのであり、真理を行ってはいません」。真理に生きるとは、神の光の中を歩むことである。
光の中を歩むことが、二つのこととして告げられる。
一つは「互いに交わりを持つ」。教会の交わりとは、神の光の中での交わりである。神の恵みにあずかり、その恵みを分かち合い、福音のために協力するコイノニアの交わりである。異端の輩はこの教会の交わりを軽んじた。それは闇に生きることである。
一つは「御子イエスの血によってあらゆる罪から清められる」。これは自分の罪を認め、主のあがないの恵みの中に生きることである。異端の輩は「自分には罪がない」と主張した。しかしそれは「自分を欺いており、真理はその人にない」。むしろ私たちは神の光に照らされる時、自分の罪が明らかにされる。この罪の赦しをキリストに求めつつ歩むのである。
罪の告白と信仰告白は同じ言葉である。罪の告白をした者は信仰を告白する。
そして信仰の告白には罪の告白が伴う 。
共に光の中を歩もう。神の光に照らされて、自分の罪を告白し、主の十字架の信仰を告白しよう。
そして教会の群れの交わりに生きよう。