神は民を退けない(2021/8/22)熊江秀一牧師

■聖書箇所:
ローマの信徒への手紙11章1~12節
列王記上19章10~18節

■説教要約:
「神はご自分の民を退けられたのであろうか」。パウロは第二部、9章以下を集約し、問いかける。「民」とは具体的にはイスラエルである。しかしこの問いを神の民である私たち教会に与えた。
この答えは当然「退ける」となる。イスラエルはキリストの救いを受け入れなかったからである。しかしパウロは「決してそうではない」と宣言する。
なぜパウロはそう答えたのか。それは自分自身に与えられた救いである。
イスラエルの典型的な民であり、教会を迫害した罪人の頭である彼が、キリストの一方的な愛と恵みによって救われた。その事実がイスラエルの救いの確信である。私たちも自分に与えられた救いの恵みを思う時、他者が救われることを確信できる。
さらにパウロは「神は民を退けない」ことをエリヤ物語から語る。神は7千人の神に従う「残りの者」を選び、イスラエルの中に残された。
それでは選ばれていない人はどうなるのか。パウロはその人々は「かたくなにされた」と言う。そしてイザヤ書を引用してその「鈍い心」(深い眠りの霊)を語る。主イエスは「目を覚ましていなさい」と語られた。私たちは心の目を覚ましていなければならない。しかし心が鈍くなり、眠ってしまうのである。なぜか。パウロは詩編69編を引用して、この世の食卓で私たちが満腹してしまうからだと言う。
しかしそれでも「神は民を退けない」と告げ、神のご計画を告げる。
イスラエルのつまずきが、異邦人に救いがもたらし、それによってユダヤ人に「ねたみ」を起こさせ、ユダヤ人がキリストの救いに目を開く結果になるという。
神は民を退けることなく、キリストによって、すべての人を救われる。この神のご計画の中を歩もう。

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