礼拝説教要約「教会の生まれた日」(2022/06/5)を掲載しました

担当   熊江秀一牧師

■聖書箇所

使徒言行録 2章1~11節   ヨエル書 2章23~3章2節

■説教要約

ペンテコステを迎えた。この日、主の弟子たちに聖霊が注がれ、御言葉が語られ、教会が誕生し、世界宣教が始まった。

 主イエスの死によって挫折した彼らは、復活の主にお会いしつつも、立ち上がることができなかった。そんな弟子たちに聖霊が与えられて、力強く立ち上がった。

この日、エルサレムには世界各地から、祭りを祝うユダヤ人たちが集まっていた。主の弟子たちはこの祭りのにぎわいとは、別空間のような小さな群れだった。彼らは「一つになって」主の約束を信じて祈っていた。その群れに聖霊が注がれた。

 この時、聖霊は風と共に与えられた。聖霊は神の風として私たちを包み、神の息として私たちの内に来られる。またこの時、聖霊は炎のように与えられた。聖霊は神の愛で私たちの心を燃やす。この聖霊によって弟子たちは別人のようになった。

 まず彼らは御言葉を語る者となった。それは聖霊が舌の形で与えられたことにも象徴される。弟子たちは世界中の国の言葉で「神の偉大な業」を語ったのである。この聖霊は大宮の地にも与えられ、私たちの教会が誕生した。私たちも御言葉を語る者として立てられている。

 また弟子たちは愛と分かち合いと生きる者となった(使徒2:44~45)。聖霊によって、バベルの塔(創世記11章)以来、崩れてしまったコミュニケーションと交わりが回復したことを思う。その群れが教会である。

 また彼らはヴィジョンを与えられた者となった(ヨエル3:1)。すべての人に聖霊を注がれ「老人は夢を見、若者は幻を見る」。神の国の希望を持って夢と幻を与えられた時、それがペンテコステである。

 この後、聖餐にあずかる。聖霊によって今も生きて働く主イエスの恵みを受け、主の弟子として共に歩もう。

 

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