信仰と約束(2021/2/21) 熊江秀一牧師

「信仰と約束」

創世記17章1~6節/ローマの信徒への手紙4章13~17節

熊江秀一牧師


ローマ書から信仰義認の原点に立つアブラハムの信仰を心に刻んでいる。

 今日の箇所でパウロは、これまでのアブラハムの信仰を包括するような信仰の姿を語る。「死者に命を与え、存在していないものを呼び出して存在させる神を信じる」信仰である(17節)。

99歳のアブラハムと不妊の妻サラとの間には子どもがなかった。しかしアブラハムは「あなたは多くの民の父となる」という神の言葉を信じた。それは神が無から有を呼び出すことができると信じたからである。

開拓伝道に一生を捧げた先輩牧師の座右の銘は「神はこんな石ころからでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる」(ルカ3:8)であった。この恵みの信仰に生きる時、私たちに希望があふれる。死を越えた永遠の命をも確信できる。この希望は私たちにも与えられている。

 パウロはこの神の恵みを「約束」という言葉で語る。

「神はアブラハムやその子孫に世界を受け継がせることを約束された」「その約束は・・信仰による義に基づいてなされた」。アブラハムの子孫とは信仰に生きる私たちでもある。私たちは神のものである世界を受け継がせるという神の約束に生きている。そして私たちは遣わされた場で神の使命に生きるのである。

 しかし私たちは遣わされた場で神の約束を忘れ、律法に代表される自分の働きを拠り所としてしまう。また世の荒波の中で、自分の信仰や愛の乏しさを嘆いてしまう。

 だから私たちはアブラハムの信仰に堅く立ちたい。神は無から有を造り出すことができる。神は私たちに信仰を与え、命を生み出し、愛と希望を造り出す。この恵みの約束はキリストによって実現し、与えられた。アブラハムに続いてこの信仰の道を歩もう。

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