すべての人の救いのために(2021/12/26)熊江秀一牧師

■聖書箇所:
ローマの信徒への手紙15章7~13節、イザヤ書11章1~10節

■説教要約:
今年最後の礼拝にローマ書の本文最後の箇所が与えられた。まずパウロは「互いに相手を受け入れなさい」と勧める。パウロはこれまで同様の勧めを何度も語ってきた。この勧めに生きることができない現実が、私たちにあるからである。パウロはこの勧めを心に語るように何度も語るのである。

 パウロはこの勧めを「神の栄光のためにキリストがあなたがたを受け入れて下さったように」と勧める。キリストが受け入れて下さったことに、私たちが互いに受け入れて生きる源がある。そしてこの受け入れ合うことに、神の栄光をあらわす姿がある。私たちは人間関係で悩む。そんな私たちにパウロはキリストの愛と神の栄光に目を向けさせて愛の生き方へと招く。

そしてその先頭に立つキリストを語る。「キリストは神の真実を現すために、仕える者となられた」。このキリストの生涯には二つの目的があった。「先祖たちに対する約束を確証するため」「異邦人が神をその憐れみのゆえにたたえるようになるため」である。キリストによる神の真実は、ユダヤ人に、そして異邦人に及ぶ。すべての人が救われるためにキリストは十字架にかかられたのである。

9節以下は旧約聖書全体(律法、預言書、歴史、文学)の引用からそのことが証明される。最後の12節はクリスマスによく読まれるイザヤ書11章の言葉である。ただこの引用では「その日」が省略されている。その預言はすでに実現しているからである。キリストによって実現しているのである。

最後にパウロは希望の神への祈りを捧げて本文を終える。この希望の神にこの一年のすべてを委ね、キリストの十字架の恵みと御言葉に励まされ、新しい年に向かって歩んでゆこう。

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