礼拝説教要約「約束を果たす日」(2022/11/27)を掲載しました
担当 甲賀正彦伝道師
■聖書箇所
ヤコブの手紙 5章1~11節 エレミヤ書 33章14~16節
■説教要約
アドベント、それはクリスマスを待つ心構えの期間です。クリスマスだけではありません。私たちは神の国の到来を待っています。待ち方があるのです。子供は「アドベント・カレンダー」、「クリスマス・プレゼント」で待つことの学習を始めます。私たち大人は聖書から待ち方を学びます。
①忍耐して待つ。農夫は忍耐して収穫を待ちます。ヨブは忍耐して神様を待ちます。泣きながら、怒りながら。でも彼はひと時も神様を忘れませんでした。②準備して待つ。私たちは準備できているでしょうか? 神の国の到来までの期間、それは悔い改めの猶予期間です。今来られたら困る、と思うならば準備が必要です。
③感謝して待つ。預言者エレミヤは「約束を果たす日が来る」と言います。約束の日とは、結婚のパーティがある日、礼拝する日、羊飼いと羊がいる日のことです。当たり前のような日に思えます。でも奴隷としてバビロンに連行されたイスラエルの民には、当たり前ではなかったのです。現代の私たちの日常は、エレミヤの時代の人たちには夢のような日々です。それは感謝して待つ日々であるはずです。「聞け!」「見よ!」忍耐と準備と感謝を忘れがちな現代に、エレミヤは2600年前の遠い昔から私たちに叫んでいます。
さて、みなさんは「お留守番」の経験はあるでしょうか? 子供の頃、一人でお留守番した時の心細さは忘れられません。母が約束した帰宅時間に帰ってこないと、悪い予感でいっぱいになります。ほんの数十分の遅れでも、待つのは辛いものです。でも、2人、3人でのお留守番なら励ましあって持ち堪えることができます。それは教会です。
私たちは教会で待つ。お互い励まし合えば、主が来られる日を待ち続けることができるのです。