礼拝説教要約「精霊・神の愛が私たちの心に」 (2025/6/8)を掲載しました

担当   熊江秀一牧師

■聖書箇所(聖書協会共同訳)
  
  ローマの信徒への手紙 5章1~5節   ヨエル書 3章1~2節
  
 ペンテコステの日、主の約束を信じて祈る弟子の群れに聖霊が与えられた。すると一同は世界各地の言葉で神の偉大な業を語り始めた。ここに教会と宣教のルーツがある。

聖霊は風、息と訳せる。また「内なる神」「内なるキリスト」とも呼ばれる。神は目に見えない風のような姿で来られ、私たちを包み、私たちの中に住んで、内側から生かし、燃え立たせて下さる。

パウロはこの恵みを「聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれている」と語る。それ故にパウロは苦難の中でも希望が生み出されると宣言する。「注がれる」は「溢れる」と訳せる。神の愛は泉となって溢れ出て、隣人をも潤す。

聖霊は様々な実を与える。まず信仰。「聖霊によらなければ、だれもイエスを主であるとは言うことはできません」(一コリント12:3)。さらに祈り。「あなたがたは、子としてくださる霊を受けたのです。この霊によって私たちは『アバ、父よ』と呼ぶ」(ローマ8:15)。御言葉の悟り。「聖霊があなたがたにすべてのことを教え、私が話したことをことごとく思い起こさせて下さる」(ヨハネ14:26)。また聖霊は私たちを助け執り成す。「霊も弱い私たちを助けて下さいます。霊自らが言葉にならないうめきをもって執り成して下さる」(ローマ8:26)。そして聖霊は私たちを神の家族として教会に招く(エフェソ2:18)。バベルの塔(創世記11章)の出来事によって全地に散らされた人々は、聖霊によって世界各地の言葉で神の御業を証し始めた。違いがある私たちが聖霊によって教会に招かれ一つとされ、神の家族となった。

「その後、わたしはすべての人にわが霊を注ぐ」。このヨエルの預言はペンテコステに実現した。共に聖霊の恵みを受けよう。

 



  



 

  

 

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