礼拝説教要約「十二使徒の選び」(2023/10/15)を掲載しました

担当   熊江秀一牧師

■聖書箇所
  
  マルコによる福音書 3章13~19節   出エジプト記 19章1~6節

■説教要約


主イエスは12人の使徒を選んだ。それは一人山に登って祈りの中での選びだった。そして主は「これと思う人々を呼び寄せ」「十二人を任命し、使徒と名付けられた」。「呼び寄せ」とは主の招き、召しである。「使徒」とは「遣わされた者」である。使徒は主に召され、使者として遣われる。

 使徒が選ばれた目的、使命は3つある。「自分のそばに置くため」「派遣して宣教させ」「悪霊を追い出す権能を持たせるため」である。

使徒の使命は主と共にあることである。その御業を見、御言葉に養われて歩むのである。そして使徒は派遣され宣教に仕える。さらに人を神から引き離し、滅びへと向かわせる悪霊を追放する。それは福音によって可能となる。この福音を愛と祈りを持って届けるのである。

 ここで選ばれた12人は特別な人ではない。弱さを持つ庶民である。彼らは性格も違う。疑い深い者、地味で名前もよく分からない者、激しい気性で出世欲ある者、過激派もいた。そしてその中には「イエスを裏切った」イスカリオテのユダもいた。しかし裏切りについて言えば、ペトロも3度主を否み、主が逮捕された時には全員が主を見捨てた。

 しかし主はこの12人を神から使徒として示され、選んだ。そして愛と忍耐と祈りを持って育て、十字架の命によってとりなし、使徒とした。

 このマルコにおいて使徒の選びは「任命」と語られる。マルコだけである。「任命する」は「造る」という意味を持つ。マルコは12使徒の選びを、主による新しいイスラエルの「創造」、彼らを土台とした新しい神の民、教会の「創造」として告げる。

私たちもその恵みに招かれている。私たちも主に召され、遣わされる群れとして主を礼拝し、宣教と愛に生きよう。



 



 



  



 

  

 

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