礼拝説教要約「先立つ主イエスに従って」(2025/8/3)を掲載しました 

担当   熊江秀一 牧師

■聖書箇所(聖書協会共同訳)
  
  マルコによる福音書 14章26~31節   ゼカリヤ書 13章7~9節
  
 平和聖日に「私は復活した後、あなたがたより先にガリラヤへ行く」との主の宣言が与えられた。この「先に・・行く」には、文字通りの意味と共に、先頭を歩むという意味がある。主イエスは、私たちがどこに行こうとも、先立ち、また羊飼いとして先頭に立って導いて下さる。

 主はこの宣言と共に、弟子に予告する。「あなたがたは皆、私につまずく」。羊飼いが打たれ、羊が散らされる。その実現として、神は羊飼いの主を十字架で打つ。その時、羊である弟子はつまずき散らされる。

 それに対してペトロは「私はつまずきません」と告げる。そのペトロに主はさらに予告する「今夜、鶏が二度鳴く前に、あなたは三度、私を知らないと言うだろう」。ペトロによる完全な主の拒否である。それでもペトロは「ご一緒に死ななければならなくなっても、あなたを知らないなどとは決して申しません」と言い張る。それは他の弟子も同様であった。

その主張は崩れ去る。主の予告通りとなり、他の弟子も逃げてしまう。弟子は皆、主につまずいてしまう。

 主はすべてをご存じだった。そして宣言する。「私は復活した後、あなたがたより先にガリラヤへ行く」 。あなたがたは私につまずく。しかし私は先立ち、また先頭に立って、弟子の歩みを導くと約束して下さる。

 ペトロの手紙に主に対する彼の告白がある。「この方は罪を犯さず、その口には偽りがなかった。そして自ら、私たちの罪を十字架の上で、その身に負って下さった。あなたがたは羊のようにさまよっていましたが、今は、魂の牧者であり監督者である方のもとへ立ち帰ったのです」。

 迷い出た羊である私たちが、主の十字架によって罪赦され、先立つ主に従い、立ち帰った。この主に導かれ歩もう。

 



  



 

  

 

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