礼拝説教要約「ここに愛がある」元旦礼拝(2023/1/1)を掲載しました

担当   熊江秀一牧師

■聖書箇所

ヨハネの手紙一 4章7~12節   創世記 1章1節~2章3節

■説教要約

年の初めに「ここに愛があります」との宣言が与えられた。この愛は、神の愛である。
神はご自分の尽きることのない愛を注いで私たちを創造し、私たちを生きる者として下さった。ここから私たちのすべてのことが始まった。

神はその愛を私たちにその独り子イエス・キリストによって示された。

しかもそれは一方的なものである。私たちが神を愛したから独り子は遣わされたのではなく、神に背き、神を悲しませる罪に罪を重ねる現実のただ中で遣わされた。私たち人間の側の姿がどうであるにもかかわらず、神は一方的に私たちを愛して下さった。

そして神はこの一方的な愛を、御子を「罪を償ういけにえ」とすることで実現した。滅ぶべき罪人である私たちを、御子の十字架によって、罪を赦し、私たちが生きるようにして下さった。だからこそこの手紙は高らかに宣言する。「ここに愛があります」。

神は御子によって、今も私たちのただ中に神の愛を示し、今も尽きることのない愛の泉としてこの世界の隅々にまで湧き出ている。たとえこの世の中で何があろうと、戦争や自然災害が起きても、病気や死に直面しても、神は、御子によって私たちと共におられ、苦難を共にし、生きて働かれる。

だから私たちは「互いに愛し合うべき」である。これは愛の負債を意味する。私たちは御子イエスによって神の愛に対する大きな負債がある。しかし神はその負債をすべて帳消しにし、その愛を隣人と分かち合うように語る。聖書の告げる「互いに愛し合う」は、とてつもなく大きな負債を赦された者が、神に対する喜びと感謝によってあふれ出る愛の応答である。
尽きることのない神の愛に満たされ、救われた喜びの中で私たちも互いに愛し合い、命の道をこの年も歩もう。



  



 

  

 

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