礼拝説教要約「永遠の命のために」(2023/2/12)を掲載しました
担当 熊江秀一牧師
■聖書箇所
ヨハネの手紙一 5章13~21節 民数記 5章27~31節
■説教要約
この手紙の目的、それは「永遠の命を得ていることを悟らせる」ためである。
永遠の命を持つのは主イエスのみである。しかし主を信じ、主と結ばれる者は、この命が与えられる。しかも既に与えられている。
この手紙は13節で一度書き終えられた。しかしそれに書き足された。永遠の命を得ている者の祈りの生活を明らかにするためである。
ヨハネはまず祈りの確信を告げる。神は私の祈りを聞かれるという確信である。
この祈りの確信は「何事でも神の御心に適うことを願うならば」という制限付きである。
この制限は祝福に満ちた制限である。私のことを最もよく知り、すべてをご存じである方の御心を求める時、それが私たちの最善となるからである。
この祈りの確信を持って祈る時、祈り求めたものは、御心に適う姿で既に成し遂げられたと信じることができる。
次に執り成しの祈りを告げる。罪を犯した隣人のための執り成しである。
ここでヨハネは「死に至る罪」と「死に至らない罪」があると告げる。後者は私たちの執り成しによって、神はその人に命を与える。しかし前者は私たちにはどうしようもない。
しかしここでヨハネが告げるのは、二つを詮索して、あの人は赦され、あの人は赦されないと罪人を分けることではない。主の赦しを信じて、その人のために執り成し続けることである。祈りは聞かれることを確信して祈り続けることである。
ヨハネは最後に、「わたしたちは知っています」と3つの真理を語る。主による罪からの守り。悪の世で私たちが神に属すること。私たちは主イエスによって神を知り、永遠の命を得るということである。
この三つを心に刻み、信仰に堅く立ち、神に属する者として福音を宣べ伝え、永遠の命の中を歩もう。