礼拝説教要約「主イエスの証し」(2023/2/5)を掲載しました

担当   熊江秀一牧師

■聖書箇所

ヨハネの手紙一 5章6~12節   イザヤ書 8章16~18節

■説教要約

ヨハネは教会が信じる主イエスの信仰の証しを語る。それは「水と血と霊」による。「水によって」は神の子イエスが洗礼を受け、私たちと同じ人となられ、私たち罪人と共に歩んで下さったことである。「血によって」は主イエスが十字架にかかり、血を流されて、私たちの罪の贖いとなられたことである。さらに水と血の証しを私たちに確かなものとするのが「霊」、聖霊である。

人の証しも、単なる文字や言葉以上に説得力を持つ。しかしヨハネはそれに「更にまさる」神の証しが私たちに与えられていると語る。その証しは「水と血と霊」による三重の一つの証しである。

信仰に生きるとは、この神による御子イエスの証しを私たちの内にもって歩むことである。

そのために神は教会に聖礼典を与えた。水は洗礼、血は聖餐である。そして聖霊によって聖礼典は私たちに生きて働く。教会はその恵みに生きる群れである。

最後にヨハネは主イエスの証しに生きるものに与えられる信仰の恵みを語る。それは「永遠の命」である。
私たちは主と結ばれる時、この永遠なる方の命の恵みに生かされる。それは私たち信仰者に、死を越えて与えられる神の一方的な恵みの賜物である。

膵臓がんを与えられたI牧師は、自分の死を自覚しつつ、教会での最後の務めとしてヨハネの手紙一の連続講解説教に取り組んだ。なぜこの手紙だったのか。それはこの手紙が神の愛を語り続け、その最後に、私たちの信仰の喜びが「永遠の命」であると宣言されているからである。信仰の喜び、それは永遠の命である。

この後、聖餐にあずかる。私たちも主の肉と血の恵みを受けて、永遠の命をみのらせていただく神の証し、主イエスの水と血と霊の証しを心に刻み、キリストに結ばれて歩もう。



  



 

  

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です