礼拝説教要約「イエス・キリストの名によって」(2022/6/26)を掲載しました
担当 甲賀正彦伝道師
■聖書箇所
使徒言行録 16章16~24節 サムエル記上 16章14~23節
■説教要約
霊に取り憑かれた女奴隷とその主人たち、無責任な群衆、まともな仕事をしない役人たち、悪い人たちばかり登場します。そしてパウロは女奴隷を解放したことで酷い目に遭います。助けもなく、雄弁も出番がありません。使徒言行録ではパウロは騒動の中心にいます。災難の連続です。誰よりもイエス様に仕え、誰よりも苦労しました。パウロは主から来るもの、良いものも、悪いものも受け取りました。
イスラエルの初代の王サウルは悪霊に苦しみます。「主の霊はサウルから離れ、主からくる悪霊が彼をさいなむようになった」のです。主は悪霊が暴れるのを許可されます。良いことも、悪いことも、全ては全能の主から来ます。サウルの悲劇は、神が彼と共におられることを全く感じられなくなったことです。
パウロは主から災難を与えられ、棘を与えられますが、そこにイエス様が働いてくださることを信じています。パウロには災難でしたが、女奴隷は救われます。パウロは隣人のために生きました。イエス様がお手本です。イエス様もいじめられ、理不尽な裁判を受け入れ、私たちのために十字架にかかりました。私たちは弱さの中にいる時、悲惨の中にいる時、イエス様が共におられることが分かります。自分が弱くても、主が共に居て下さる、主の名によって生きているのです。
パウロはとびきり重い荷物を背負わされました。彼はイエス様に見込まれ、大きく用いられました。私たちはパウロのように働くことはできません。与えられた賜物は一人一人違います。イエス様は私たちのことを全てご存じです。私たち一人一人にふさわしい荷物を背負わせてくださり、用いて、生かしてくださいます。